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技術情報

ウエルドレス成形

表面の光沢感が向上
美しさと強靭さを実現する
ウエルドのない高品位な成形品

外観の品位を左右するウエルド。
その発生を防ぐ技術を確立し、高品位な製品を提供しています。
表面光沢の向上によって塗装工程を必要とせず、
さらに高剛性の面でも優れています。

技術概要

通常の成形技術では、樹脂が交わる箇所にウエルドが発生し、外観不良につながっていましたが、ウエルドの見えない成形技術により、高品位な成形品ができるようになりました。

従来
  • 薄肉品の剛性がでない。→ 金属(Mg)を使用。
  • シボの転写むらが発生する。
    → 表面に部分的な光沢や曇りが発生するため塗装を行う。
新技術
  • 薄肉製品での高剛性が得られる
    → GF(ガラスフィラー)、CF(カーボンフィラー)の添加剤使用による  マグネシウム合金(Mg)の代替
  • 金型表面への樹脂の転写性がよくなるため、金型のシボなどの微細加工を忠実に転写した製品になる
    → 表面の光沢が全体的に向上し、ウエルドも出ないため、塗装工程を
    不要にできる

適用可能な部品

  • 透明、半透明な部品:カーオーディオ、カーナビゲーションのパネル(化粧板)
  • メッキ、蒸着仕様の部品:オーディオ関係のボタンなどの小物部品
  • 薄肉部品:メモリーカード等
  • 高剛性要求部品:デジタルカメラ、パソコンやプロジェクターの筐体などの家電製品
  • 塗装レス部品:カーオーディオやカーナビゲーション用の液晶パネル、液晶枠パネル等